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木造建築講座

 木造建築ネットワークの構築

日本の森林の有効活用として国産材の積極的な使用が呼びかけられ久しい。私たちはそんな社会の動向を配慮しつつ、人間の生活の場にふさわしい「木の建築空間」を創っていきます。
 地域の木を使った木造建築の設計技術を習得するだけにとどまらず、地域の人々の住まい方をも調査する技術を活用することによって、山とまちをつなぐ木材と人のネットワークを構築し、地域に根ざした木造設計者として自ら起業し実践できる人材を育成していきます。

 自力建設プロジェクト
小規模建築物を学生自ら設計し、施工するプロジェクトです。入学直後から始まる最初のプロジェクトであり、木材のこと、構造設計や意匠設計の基本を学びます。このプロジェクトを通じて木造建築を建設する工程に触れ、木造建築の仕組みを実感として体験します。
 長良杉を用いた地域実践プロジェクト
岐阜県内の設計者、工務店との協同プロジェクトです。地盤調査に始まり、住まい手との打ち合わせ、実施設計、木材の材料検査から工事監理まで学生と一緒にプロジェクトを進めていきます。自力建設で培った知識、技術、工事の流れを実際の計画で活かしていきます。
 木造建築病理学に基づく改修計画
木造建築病理学で得た知識を元に詳細調査を行い、わかりやすいレポートにまとめ、住まい手の方に報告します。調査内容を活かして改修方法を検討することで、建物を考える総合的力が養われ、設計監理すべての場面で応用されます。
 土地と人のつながりを大切にし、未来へつなぐ

十期生 佐治 あゆみ

  私は土地と人のつながりを大切にし、それを未来へとつないでいける人になりたいです。 漠然とした想いではあるが、大学で建築の勉強をしていた私はそれを“森とつながる木の住まい”の提案を通じてできるのではないかと考え、森林文化アカデミーへ入学しました。
 森林文化アカデミーでは、森の「樹」から材料の「木」、材料の「木」から建築空間になるまでを、体験を通じて学ぶことができます。山に入って樹を植えた事・木の伐採・搬出に立ち会えた事・製材・加工を自らの手で行えた事は、“森とつながる木の住まい”を考える上でとても重要な体験となりました。その体験から、木は反る・ひねる・割れる・腐朽する・劣化するなど様々な性質を知る事が知ることができたからです。
 木の性質や特徴は知れば知るほど面白く、卒業するまでにより深く勉強したいと思っています。
 そして、卒業後はアカデミーで得た知識や技術・感覚を生かして、“森とつながる木の住まい”を提案できる設計士になる事・土地と人のつながりを大切にし、それを未来へつないでいく事に力を注いでいきたいと思います。

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