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2016年07月31日(日)

「夏のもりもりキャンプ」やっちゃいました!    (木育・森林環境教育実習1&自然体験活動実習)

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毎年恒例となっているアカデミーでの子ども向けキャンプ。実はこれ、アカデミーの学生さんにとっての実習の場でもあるのです。そんな「夏のもりもりキャンプ」が小学1年生から6年生を対象に今年の夏もアカデミーを舞台に開催しました。

早い時期からリピーターの方々から「今年はいつやるの?先にスケジュール抑えておきたいから教えて〜」と聞かれ、とうとう大々的な広報もせずに(ごめんなさい!)今年はひっそりと主にリピーター対象に開催。というのも毎回80名近い参加者になり、なんだかイモ洗い状態になってたので、今年は15名程度に人数を抑え、あえて学生一人一人がじっくりと子どもと向き合えるよう少人数キャンプを2本行ってみました。

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一人ずつの子どもたちとじっくりと向き合う2泊3日は、参加者の子どもたちも、スタッフの学生たちも常に真剣です。なんてったって、事前に決まったプログラムなどなく森と川を舞台に「やりたいことを自由にやれる2泊3日」なのですから。

スタッフは子どもたちの「やりたい」をその場で応援しながら、子どもたちの「安心安全な空間」を創ることに努めます。今何が必要か、子どもたちはどんな気持ちか、心と心をぶつけ合うわけですからとにかく大変。しかも子どもたちは2泊3日をフルに遊びきりますが、スタッフとなる学生は、2回連続(6日間)実施するので気力も体力も使い果たします。

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終了後の学生からの感想では「人間力を試され続けた1週間でした」「こんなに気持ちと気持ちをぶつけ合う経験は初めてでした」「人の居場所となるような空間を創っていきたい」「子どもたちから多くのことを学びました」「先のことを見据えながら今ここを見ることの重要性に気づいた」「フリースクールみたいな空間だった」などなど濃〜い1週間の体験ならではのコメントが沢山出てきました。

さらに嬉しかったのが、7年前に参加者として来ていた子が高校生になってスタッフとして今年も手伝いに来てくれたこと。そして5年前から来ていた子らも中学生になってまたJr.リーダーとして参加して小学生たちの面倒を見てくれたこと。みんなが互いに森の中でつながりながら、成長し次の世代へと伝えていきます。

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そんなことなどつゆ知らず。。子どもたちは、本能のおもむくまま、森で、川でとにかく思いっきり遊びきってました。

演習林の中に材料を運び込んでツリーハウス(デッキ)をつくったり

川でとにかく遊びまくったり

テントなしでツリーハウスの上や山の中で寝たり

朝も昼も夜も虫を捕まえまくったり

森の不思議なものを見つけまくったり

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鬼ごっこしまくったり

ナイフでひたすら木を削り続けたり

木や森のものを使って何かをつくり続けたり

釣り竿をつくって釣りをしたり

ニワトリの世話をしたり

最後の夜は、パーティーしたり、お祭りしたり、

お祭りの中では、自分たちで穫った魚の唐揚げ、木やタケで創った作品が当たるクジ引き、駄菓子が当たる手製手裏剣ダーツなどなど「集めたり、つくったりしたものを誰かに体験してもらったり、あげたりする」という体験も。子どもたちが「消費者」から「生産者(遊びも)」になっていきます。。

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そんなたくましい子どもたちの姿を見て、大人の学生たちもどんどん成長していきました。

さよならをするころには、子どもたちもグッタリ。。。とにかく「森」と「川」で「仲間」や「学生であるお兄ちゃん、お姉ちゃんたち」と一緒に思いっきり遊びきったかんじでした。

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終りの会の時に子どもたちが久しぶりに会うお父さんやお母さんに自分たちの体験を伝える時の目がとってもキラキラしていたのが印象的でした。

そんなこんなで無事終了した「もりもりキャンプ」は、来年の秋や冬にも実施する予定。また皆さんと森で会えるのを楽しみにしています。

それにしても、森林空間って(川も含め)とっても魅力的ですよね。これからもどんどんこうした活動が広がっていくことを希望します。

(なんちゃってせんせい 萩原ナバ裕作)

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